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かぼちゃの馬車

グ 11 

「かぼちゃの馬車」

かぼちゃの馬車とは、(株)スマートデイズが展開する女性専用のシェアハウスのサブリース経営です

(株)スマートデイズの破綻で、不動産投資家が多額の借金を抱えることになった事件

NHKの逆転人生という番組で「巨額の詐欺事件 銀行の不正を暴け」という番組で取り上げられた。

かぼちゃの馬車とは、シンデレラに出てくるメルヘンチックな名前であるが、

2018年に明るみになったスルガ銀行が、約1000人に対し総額150億貸付けた不正事件である。

騙されたのは、まじめに働いていたサラリーマンです。

なぜ、善良なサラリーマンを食い物にした不動産投資に騙されてしまったのか?

番組に登場した方は、老後の不安と高額の学費のため、家族のためと思い、

不動産屋の「東京で、新築のシャアハウスを持つと毎月80万円のお金が手元に残り、

しかも、サブリースで家賃が保証される。」という話に、うさん臭さを感じながら契約してしまった。

不動産投資は初めてで、紹介されたスルガ銀行を信頼し、2億円の融資と毎月80万の返済契約をしてしまった。

普通は融資には、1~2割の自己資金が必要ですが、自己資金が改ざんされているとも知らず契約してしまった。

不動産屋と銀行がぐるになってしまえば、この詐欺から逃れるすべは、もはや自分が頼りです。

 

7㎡の面積(4畳なし)、シャワー、トイレ共同で家賃6万円(光熱費含む)

狭いし、家賃が高いと思いますが、信じてしまったので周りの物件を調べなかったようです。

(株)スマートデイズの破綻で、家賃が入らず多額の借金を抱えることになった。

今は金利が安く3.5%以下ですが、スルガ銀行の場合は、3.5~4.5%の高い金利だったようです。

毎月80万円の持ち出し厳しい結果になりました。

融資は、連帯保証人を付けないと、団体信用生命保険に入るので、死亡すると借金がなくなります。

それを考え、本人は自殺まで考えたそうです。

本人は、自殺を思い留まり、被害者達を集めて弁護士を頼み、

スルガスキーム言われる通帳の改ざんの不正を暴きました。

株や不動産投資は、自己責任と言われます。

融資に不正があった場合は、責任を取ってどう解決するか明確な規定がなく銀行の判断になります。

借金は借りた側の自己責任で、借金の取り消しは認められない。

ほとんどの被害者は、金利を下げてもらうか、自己破産しかないそうです。

しかし、世論に訴え、奇跡と言われた判決が出ました。

まさに、代物弁済で、シェアハウスを銀行に引き取らせ、借金をチャラにするという判決です。

その後、スルガ銀行の幹部役員は、入れ替えしましたが、

内部は、何も変わっていない。また、同じ道をあゆむという怖さがあるそうです。

まだ、解決していないアパートやマンションを買わされた被害者が、7000件もあるそうです。

このように、不動産会社と銀行が不正を行うと素人には不正が分かりません。

また、同じような事件が起きるかもしれません。

騙される前に、不動産投資の勉強は不可欠です。

そこで、J-REC不動産実務検定は、テキストを使って短い時間で一通りの勉強ができます。

 

最後までお読み頂きましてありがとうございました.

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