愛植えブログ 38
「不動産の種別」
不動産取引においては、土地の現況(地形)と地目が重要です。
現地を見て危険を感じる場合は、自身で地形図を入手し調べてみるか、
地形と地盤の専門家に見てもらうのが大切です。
地目は、手続きの煩雑さや融資の対応に影響してきます。
それを避けるために、法務局にある全部事項証明書を見て確認します。
例えば、農地なら農業委員会の許可や届出があるかで、
住宅ローンの融資の際には、住宅や雑種地の変更を求められる。
地形(形質)は、
① 谷底平野
周辺を山に囲まれ、豪雨や長雨によって洪水災害見舞われる可能性が高くなる。
② 丘陵・段丘・台地
周辺より高く盛り上がった地形。良く締まった砂礫・硬粘土からなり
水はけがよく住宅に適した地形。
辺部は、がけ崩れが起きることがあるので注意が必要。
③ 扇状地
水はけもよく支持力があるため建築の地盤には適しているが、
もともと土石流の流出口にあるため災害には注意が必要。
④ 傾斜地・崖地
現在は安定していても、盛土をするとバランスを崩し
再び滑ることもある。また、豪雨などにも注意が必要。
* 熱海の土石流災害は、記憶に新しい。
⑤ 埋立地
過去に海などあったところを埋め立てた土地。
* 液状化現象がが発生するリスクがある。
⑥ 造成地
山や傾斜地であったところを切り開いて宅地にした地形。
盛土で作られて造成地は、十分に地盤が固まるまで、
沈下し建物が傾く危険がある。
地目の種別
- 宅地
- 田・畑 (不動産取引の際に農業委員会の届出もしくは許可が必要)
- 山林、原野、雑種地
不動産取引には、特に土地の現況(地形)と地目の注意が必要です。
そして、不動産投資は、「自己責任」です。
せっかく購入した土地が、災害に遭わないように注意が必要です。
また、騙されないように多くの事を学ばねばなりません。
不動産投資は、注意すべき部分を判断するのには勉強が必要です。
不動産を売るにも買うにも不動産投資の勉強は不可欠です。
そこで、J-REC不動産実務検定は、テキストを使ってやり方を一通りの勉強ができます。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。